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お祝いの気持ち

    先日クリニックのスタッフの皆さんに誕生日のお祝いをしていただきました。多分ですが、その話がインスタに載っていると思います(自分に関する内容は見るのが恥ずかしいのでインスタはあまり見ていません笑)。そしてさらにそのインスタを見た患者さんにもお祝いの言葉をいただきました。ありがとうございます。
    30も過ぎた年齢では特に祝うような誕生日でもないと自分では思ってしまいますが、こうやってお祝いをしてくれる人たちがいることやその人たちが自分のことを思ってくれる気持ちがとても嬉しいです。ありがたいことです。

    自分の場合だとこんな風に祝うようなものでもないと思ってしまいますが、逆の立場でお祝いする側、たとえば患者さんのことで考えるとやはり誕生日はおめでたいなと思いますし、診察の際におめでとうございますと伝えたくなります。特に当院の性質上、高齢の方や病気の重たい方が多いので一年無事に過ごすことの難しさがある分よりお祝いしたくなる気持ちが強いのかもしれません。とはいえ純粋に無事に誕生日という節目を迎えられることの喜びを患者さんに伝えたいという気持ちも多分にあると思います。誕生日に限らず患者さんの日々の生活で嬉しいことや楽しいことがあればこちらも嬉しいものですから。

    改めて考えてみれば自分に関しても、年齢的には確率として何事もなく一年過ごせる場合が多いでしょうが、それでも元気に年齢を重ねることができたのは感謝すべきことだなと感じました。
    在宅医療をしていると何気ない日常生活の大切さに気付きます。自宅で生活できること、家族と出かけられること、好きなものを食べられること、様々ありますが、こういうことを少しでも長く可能にするお手伝いも在宅医療の大きな役割だと思いますし、それによって患者さんやご家族が喜ぶ姿を見ると何気ない日常生活の貴重さを深く感じます。
    皆さんもご自身の誕生日をまた迎えられるようご自愛ください、そしてその際にはまたお祝いの言葉を伝えさせてください。