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向原クリニック版 新型コロナワクチン予防接種の副反応について
8月のブログ担当は看護部です!
看護部はアラフィフ(電話での美声は20代)の看護師3名が、年齢相応の気力と体力を振り絞り、和気あいあい笑顔で訪問同行や調整業務を頑張っております!!
今回のお題は「新型コロナワクチンの副反応」にしてみました。よろしくお付き合い下さい。
まずは、5月~6月にスタッフのワクチン接種をした際に行った、アンケートの結果をお伝えします。
一番多かったのは接種部位の筋肉痛で90%のスタッフが3日程、長い人で5日程認めました。次に接種部の発赤や熱感は①回目は17%、②回目は35%認めました。その他は、特に②回目接種の翌日に、頭痛や全身痛、倦怠感を42%、それから3日~6日間強い眠気を35%が認めました。向原クリニックのスタッフも、世間一般言われている通り、若者の副反応の方が強く出ており、一番若い先生は3日間頭痛と倦怠感が続き(食欲はあった)、カロナールと補中益気湯を飲み、週末自宅でゴロゴロしてやり過ごしておりました。
院長は、①回目は左腕の筋肉痛程度でしたが、②回目は「翌日に全身倦怠感と関節痛があり辛かった」と、若者寄りのコメントをしております。
多少の副反応がありましたが、皆何とか副反応を乗り切ることができ、仕事をお休みするスタッフもおりませんでした。
スタッフの副反応をもとに、患者さんへは事前にカロナールの処方など準備を行いました。
また、薬剤師さんから、『頭痛倦怠感には、補中益気湯+葛根湯』『倦怠感と吐き気には、補中益気湯+半夏厚朴湯または六君子湯』の効果が期待できますよ~、とアドバイスをもらい、不安のある患者さんに伝え、事前に処方しました。
当院介入中の患者さんは、ほとんどの方がワクチン接種を希望されたため、院長の空き時間を捻出し、猛暑の中命懸けでワクチン接種にまわっています(8月中に終了)。1バイアル6名単位で枠を作り、15分の観察時間を確保できるよう割り振りをするのが大変でした。
患者さんの副反応は、アナフィラキシーショックを起こした方はゼロでした。ほとんどの方が問題なく、数名が当日~翌日に38℃台の発熱あり、カロナール頓服で軽快しています。1名(76歳女性)が当日夜から頭痛と吐き気と倦怠感が強く出て、食事摂取できず点滴で対応しています。他、ワクチン接種数日後に原疾患の病状悪化のため入院した方が1名おりました。
今後のワクチン接種の動向(③回目あり?!)が気になるところですが、個人的には「もうコロナのワクチンは打ちたくないな~」と、このまま一日も早く新型コロナウィルスの感染が終息するよう心から祈っております。
ブログをご覧の皆様も、感染に気を付けて頑張って乗り切っていきましょう!
(我が家のうさぎ ナチ君です)