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心が湿れば病気になる、心が晴れれば元気になる

    向原クリニックの在宅の患者さんには個性豊かな患者さんがたくさんおられます。院長の私自身が一番個性的なので、いろいろな方々を引き付けるのでしょうね。

    長年当クリニックが訪問診療を行っている患者Aさんがいます。数年間他のドクターに任せていたその患者さんの訪問診療を久しぶりに再開しました。Aさんはお話好きでエネルギッシュな女性の患者さんです。以前に診察していた時もその方のパワーに圧倒されいつもタジタジでした。その方が久しぶりの診察で握手をした時に、私の思いが伝わってきたとその後に言われたのです。私に大きな心配事があると感じたようです。

    Aさん「向原先生、大丈夫~?何か悩み事がある?」
    私「悩み事はいつでもあるけど、今は深刻な悩みはないですけどねぇ」
    Aさん「そうなの~。でも先生、大丈夫。その時に先生を守ってくれる言葉もその時に思いついたのよ~。今から言うから書き留めて!
    <心が湿れば病気になる。心が晴れれば元気になる>
    これを青地のバックに白地の文字にすれば大丈夫よ~。」
    私「さすがAさん、相変わらずパワフルで変わってないですねぇ(苦笑)。それはともかく素直ないい言葉ですね」

    という訳でAさんの元気を分けてもらうために、Aさんの言葉をラミネート加工カードにして持ち歩いています。