先日垂水で行われた地域の在宅医療についての勉強会に主催の先生に誘っていただき参加してきました。
その時の動画などもインスタにスタッフがあげてくれているようです。あまり大勢の前で話すような経験がなく上手に話せているとは思えませんが、伝えたいことが伝わっているといいなと思います。目立つことが苦手なので学生時代からなるべくそういうことをしないで済むように避けてきましたが、こういう機会があると、もっと若いころから挑戦しておけばよかったな、と思ったりもします。他の先生方は恐らくそういった経験が豊富なようで、すごくわかりやすくユーモアもあって上手にお話されていて一層尊敬しました。
と、自分のことについては後悔というかもっと上手にできたらなという思いが残る勉強会でしたが、そこは些細な話で、勉強会自体は他の先生の考えや手法を聞くことができたり、診療看護師という職業について知ることができたりと大変有意義でした。誘っていただいた先生には感謝ですし、学んだことを日々の診療に活かしていこうと思います。

その勉強会にお誘いいただいた理由のひとつでもあるのですが、会場の人から質問を募集して医師が答えるというものがありました。上に書いたように他の先生の回答を聞けるのもためになったのですが、なにより看護師さんやケアマネージャーさんなどの医師以外の職業の方がどういった部分に疑問を持ったり悩んだりしているかを知ることができたのが、私の中では一番よかったなと思った部分です。
患者さんやご家族の疑問や悩みはなるべく見逃さないようにしようと心がけていますし、お互いにお話する機会も多くあるのでそれなりにどういった疑問や悩みが起きやすいかは経験上も理解しているつもりですが、関係する医療関係者の疑問や悩みを聞くことは、患者さんのことについてこまめに連絡しあって連携していますが、それでもどうしても機会として少ないのでそこを知ることができたのがすごくよかったと感じます。
前回も書いたチーム医療においてそれを構成する人の疑問や悩みを解決することはよりよい医療のために重要だと考えます。それは患者さんの悩みもそうですが、それ以外の人(医師を含めて)の悩みも相互に解消できればよりよいチーム医療が行えると思うので、そういう意味でも今回学んだことを活かしていきたいなと思います。